サイファーの日記

過去作の乱数について書きます

MT/TinyMTのseed管理について

この記事では六世代乱数をやる際に便利なseed管理について説明します。
MTもTinyMTも経過ミリ秒によって変化していくものなので、ツールを使っておおよその位置を追えるとよいです。それができれば、乱数時に今回引いたseedを検索するのも短時間で済みます。

 

MTの場合

ぴふ氏のseedおもいだし、ぼんじり氏の6genSeedSearchを使用します。ゲーム内ではバッグにひみつのコハクを2~3個(別の化石はバッグに入れない)、ふしぎなアメを10個くらい準備しておきます。

注意点1  フレサファ乱数を行うなど後述するTinyMTのseedの特定も必要な人は、こちら(MT)の特定を後回しにして下さい。バッテリーを外したことによる影響を回避するためです。

注意点2  MT seedはセーブすると基本の値が変更されるので、基準seed特定~乱数成功までセーブしないでください。

①準備を済ませた状態で化石復元所の前でセーブし、ゲームをリセットする。タイトル画面でAを押すと同時に、seedおもいだしの右側中央の「現在時刻」をクリック。この後は、Aをできるだけ連打して最速でプテラを2体連続で受け取る。


②2体の個体値を完全に特定し、6genSeedSearchに入力して検索。自分はXYで最速受け取りの場合、下の画像の範囲で検索しています。個体値カリキュレーターで個性やめざパも考慮しながら特定していけば、1体あたりアメ5、6個で十分。seedが求まったら、seedおもいだしの「基準seed」(上側)に貼り付けて「新規作成」を押して保存する。既に作成済みの人は「更新」する。


③今後は右下の「現在時刻」を押し、左下の「計算」を押すたびにその起動時刻に対応した基準seedが求まる。クリップボードに自動コピーされるので、6genSeedSearchにペーストする。その状態で適切な消費範囲を取り、ステータスを入力していけばseedが特定できる。「ステータス上昇値」では、アメを使ったときに上昇した数値をH~Sの順に入力する。大体2~3行、つまりアメ2、3個分で十分。延々と計算するので、候補となるseedが見つかったら「キャンセル」を押すのも忘れないように。



TinyMTの場合

かけら氏の6genBlinkSearchを使用します。ちょっと癖のあるやり方ですが、一瞬で終わります。前述の通り、MTより先に求めておくこと。セーブデータの影響を受けないので、一度求まればバッテリーを外さない限りずっと基準seedを使いまわせます。

①初めに3DSからバッテリーパックを取り出す。取り出したら5秒以上待ってバッテリーを入れ直す。入れたタイミングでスマホでも何でもいいのでストップウォッチを起動する。

3DSの電源をONにし、ストップウォッチが60秒にさしかかったあたりで六世代のソフトをホーム画面から起動する。起動と同時にツールの「取得」を押す。この時すでに「総当たりする」にチェックを入れておく。取得を押した後に「基準時間を~」と出るが、ここで「はい」を押すのは自由なタイミングでOK。はいを押した後は総当たりのチェックを一旦外す。



③取得して基準時間を上書きし終わったら、起動した六世代ソフトの操作に移る。タイトルでAを押して続きから始めたら、まずバッグを開く。そこで、4つ技を覚えた瞬きが見やすいポケモンに技マシンを使って、忘れる技を選ぶ画面に移動する(実際に技を忘れさせる必要はない)。ここでポケモンの瞬きを観測して9個程度入力する。入力は、ツール左下の「開始」を押して瞬き待機状態にし、瞬きのタイミングに合わせてシフトキーを押すことで可能。十分に入力したら総当たりのチェックが外れていることを確認し、「シード」に0x5CD88555前後の数値を入れた状態で「計算」を押す。すると、候補となる現在のseedが出てくるはず。複数出たときは、0x5CD88555に最も近いものを選べばいいはず。経験的に、「経過時間」を±5000にして、瞬き9個入力すればほとんど一つに絞られるような気がする。


④ここまで来たら後は再び総当たりにチェックして、候補となったseedを右クリック。7個ある項目の内の一番下「シードを選択する」をクリックすると、「基準seedを上書きしても~」と出るので、それを許可する。あとは再び総当たりのチェックを外せば、管理の設定は完了。


⑤今後はバッテリーが外れたりしない限り、図鑑ナビやフレンドサファリで必要な現在のTinyMTのseedをすぐ特定できる。特定方法は、まず「取得」を押すと同時にホーム画面から起動し、基準seedを得る。次に、ゲーム内で瞬きをいくつか入力して計算することで完全に絞られる。ちなみに、何か月も放置して基準点がツールと少しズレてしまった時は、特定したseedを右クリックして「経過時間を補正する」機能を使う。地味に便利。

以上で説明は終わりです。バッテリーを外したことでゲーム内の時計がリセットされているので、日付を気にする人は後から戻しておいてください。



最後に今回使ったツールのリンクを紹介させて頂いて終わります。作成者の方々に感謝。

seedおもいだし(ぴふ氏作成)
6genBlinkSearch(かけら氏作成)
6genSeedSeach(ぼんじり氏作成)