今回は、日本版のVCクリスタルで欲しいTID(0のゾロ目)があったので頑張ってみました。
・せっかちな人向けの要約
①最速B長押し13回
②ハードリセットから115240F(60Hz/s)
③セーブデータが存在しない状態で行う
以上で目的のTIDが引けるはず*1
事の経緯
去年(2022)の夏、海外の乱数調整ディスコに北米版VCクリスタルのTIDを操作したという投稿がありました。
そこで、今年に入って自分も北米版の2DSとソフトを購入し、実際にできるかどうかの検証をスタート。
始めてみると、同じTIDがまったく出ない。そこでズレを確認してもらうため、その投稿者にメッセージを送りました。すると、確認してもらえただけでなく、大量のデータ(13〜17回のB長押し分)が載ったリストも頂けました。無事に北米版では成功。
その後、リストを眺めていると「日本版にも流用できるんじゃね？」という思いになったので、いろいろ調べてみました。
その結果、
1 北米版と日本版ではオフセットが500Fくらいズレている
2 TIDも一定の数値分ズレている。ただし、ズレの量は最速B長押しの回数ごとに変動する
ということが判明。
2については、大体こんな感じ↓
13回Bだと JPN = NA + 23568 + 256n
15回Bだと JPN = NA - 7273 + 256n
ここまで分かったので、あとは日本版で00000になってくれそうな北米版のTIDに狙いを付けるのみ。nの値が変動するのが厄介ですが、何とか見つけられたのでこの後説明に移ります。
実際の操作
※セーブデータは予め削除しておかないとズレるので注意！
ハードリセット(下画面の「ゲームをリセットしますか？」でAを押すこと)から115240F(60Hz/s)経過したら「さいしょからはじめる」を押します。*2
長くね？と思った人もいるはずですが、入力猶予が4Fもあるので3回もやれば終わるでしょう。
タイマー合わせについては以上ですが、この間に次のような操作を済ませる必要があります。
ハードリセットしたらX(またはSTART)を長押しし続け、OPを最速で飛ばす。そして、タイトル画面のスイクンが消えた辺りでしばらくBを長押し。すると、メニューが表示されたと思いきや、またタイトル画面に戻る。これが「最速B長押し」(勝手に命名)の1回目。
Xはまだ押し続けているので、その後すぐにメニューに入ろうとしますが、また最速B長押しで戻る。これは2回目。
このようにして最速B長押しを13回終えたら、「さいしょからはじめる」画面でタイマー終了まで待機。*3
以上で操作全体の説明は終わりですが、せっかくなので付近のTIDも載せておきます。*4
11520 -115228F
61062 -115232F
35377 -115236F
00000 -115240F
21237 -115244F
32527 -115248F
最後に
調査にかかった時間 >>>>> 再現にかかった時間 って感じなので、誰でもあっけなく成功できます。興味のある(ニッチな)オタクはやってみてはいかがでしょうか。
ソフトを持っていない人も残高が余ってたり、アカウント連携済みであればまだ購入できます(唐突なステマ)*5
もちろんこれ以外も再現できるので、別の数字にこだわりがあれば各々調査してみてください。個人的には12345とか好きです。
※追記 こちらの動画に載せました
今回検証するにあたり、海外乱数ディスコの方に十分すぎる量のリストを頂き、何名かの乱数勢の方には再現性を確かめて頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。
おまけとして、自動化で収集した日本版のTIDリストを共有して終わります。最速B長押し1～3回分で計1800個くらいのIDが載っています。あくまでも、個人用のメモ書きですが(2ロムあればIDくじなどで使えそう)。
リンク↓ https://drive.google.com/file/d/1QA7FfBADs2bZz6lWg4vlKUnzUXG_Fki_/view?usp=sharing
