この記事はPokémon Past Generation Advent Calendar 2025 12日目の記事です。
1. はじめに
ここではZAのバトルにかかわる仕様について、戦闘乱数を用いて簡単に調べた結果をまとめます。すべてDLC解禁前の調査になります。
戦闘seedは3日目の記事で空氏が述べていたように一度初期化された後はリセットするまで使い回しです。実機でも一応特定可能。
2. 本題
2-1. 道具
・おうじゃのしるし
五世代以降と同じく、元からひるみ効果がある技の場合は発動しません。三色キバのような5%で怯ませる技でも10%に上昇することはありませんでした。
ひるみに関連して、ZAでは相手を倒した時に使った技にひるみ効果がある場合はそのための乱数が消費されません。状態異常やデバフなど他の追加効果では消費されます。過去作でも同じ仕様だったかもしれない。
・せんせいのツメ
普通に遊ぶ分にはどうでもいい情報ですが、爪の発動判定は今回特定した戦闘乱数とは別に独立していました。
・きあいのハチマキ
こちらもどうでもいい情報なので読み飛ばして結構です。このアイテムは通信対戦かそうでないかで処理の方法が少し異なるみたいです。
通信対戦では、発動時に自分側の乱数が全く消費されなかったので相手側の乱数依存の可能性があります。オフラインでは自分側。
2-2. 状態異常
・こおり

𝕏などで「ZA こおり」と検索すると、過去作より凍る確率あがってない?といった内容のポストが目につくので検証してみました。
解析ではないので断定できませんが、この結果をみると今までと同等に見えます。ここには載せていないものの、ワザプラスありでも同様の結果になっていました。
・乱数値 % 128の計算結果で判定し、もし100以上が出た場合は再計算。
・繰り返し攻撃して結果が0~9の時のみ凍るのであれば過去作と同等とみなせる。
■ 条件
・使用した技:れいとうビーム
・技の発動方法:ワザプラスなし
・対象:野生のヤドン
■ 結果
凍る
→0,0,1,1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,8,9,9,9
凍らない
→10,10,11,11,11,12,13,15,16,23,29,30,39,44,55,58,62,70,85,92,99
2-3. 急所率
過去作ではなかよし度が高いと瀕死になる攻撃を食らってもHP1で持ちこたえたり、技が急所に当たりやすくなったりすることがありました。今作ではなかよし度が最大の時に急所率の上昇効果のみ発動することが分かりました。これはオフライン限定。
具体的には、なかよし度255の時に急所率が現在の2倍になります。急所ランクが0の場合は1/12、1の場合は1/4、2の場合は100%の確率で急所に当たります。
例えばピントレンズを持ったポケモンが急所に当たりやすい技を使ったり、きあいだめの効果時間中に攻撃技を使ったりした場合は100%です。
ちなみに、この件についてデータマイナーのAnubis氏にも確認していただきました。ご協力感謝です。
There's a subtle friendship bonus in LZA!
— Anubis (@Sibuna_Switch) 2025年11月12日
Similar to previous games, Pokémon with maximum friendship have a 1/12 base chance of critical hits rather than the standard 1/24. This is only during offline gameplay, not online (ranked/link battles).
Thanks to @e52301147 for the tip! pic.twitter.com/VfVsbHG3Z9
余談ですが、この仕様はZAロワイヤルで使い倒したカイリューでヤドンをあれこれしていた時に気付きました。過去作のように特別なメッセージが出ないのでとても分かりづらい。始めは隙の多いヤドン側の特殊仕様だと勘違いしていた。

2-4. ゆびをふる
ZAの技「ゆびをふる」には以下のような仕様がありました。
①ゆびをふるを選択すると乱数値 % 1024の計算結果に対応するindexの技が出る(有志作成の下記リストを参照)。
②ZLでロックオンしている間、出る技を決定するため毎フレーム乱数が消費される。ただし使用可能な技以外のindexが出た場合は再計算される。相手の攻撃に応じるような技(守る系、こらえる、かげぶんしん)、一部の伝説・幻の限定技、ゆびをふる、未内定技は使用不可。
③フレームレートによるものかSwitch2エディションの消費速度はSwitchバージョンの2倍で、かなり効率的に消費できる。たぶん誰も喜ばない。
④NPCのポケモンの場合、現在の乱数から2番目のゆびをふるで出てくる技が発動する。*1
(補足)
以前、メガシンカポケモンがゆびをふるで「コアパニッシャー」を放つと「無に帰す光」に変化するのではないかという説を主張しているユーチューバーをみました。
しかし、ゆびをふるの乱数を調整して確認した結果、そういった仕様はないと分かりました。下の画像ではメガディアンシーがコアパニッシャーを放っています。しってた。
タイマーでコアパニッシャーのフレームに合わせた
3. さいごに
ネタが不足しているのでDLCで良い感じの調査内容が見つかれば追記するかもしれません。ちなみに調査を始める動機となった捕獲乱数はcsprngらしい(なぜ)。
短い記事でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。
明日は、すのーさんによる「今作るべきGBAシングル個体20+@選 2025ver」です。今も最新世代として人気がある三世代ですが、対戦の研究も進んでいるみたいです。
*1:この仕様を利用した茶番動画→